手作り犬ごはんをはじめる前に

愛犬家と手作りごはん

近年ではアレルギー反応を起こす愛犬も多いとか・・・
ドッグフードに使われている、牛肉・乳製品・小麦・子羊(ラム)肉・鶏卵・鶏肉・大豆・とうもろこしなどがアレルゲンになりやすいと言われています。
そこで一匹一匹に合わせた『手づくりごはん』をつくる愛犬家も随分増えました。

出典元:アニコム損害保険株式会社調べ

出典元:ごはんのhowtopoint

愛犬に食べさせてはいけない危険な食べ物

下記は、犬が死亡する恐れがある危険な食材もございますので十分注意をしてください。
  • たまねぎ
  • ネギ
  • ニラ
  • らっきょう
  • にんにく
  • チョコレート
  • ココア
  • ぶどう
  • レーズン
  • アボカド
  • ビールなどのアルコール類
  • お茶、紅茶、コーヒー
  • カニ、エビ
  • スルメ
  • 野生のキノコ
  • お味噌汁
  • 豚肉 (生肉)

手作り食の注意事項(アレルギーの確認や普段与えているフードと比べた目安量など)

アレルギーを持っている食材は使用しないようにします。
動物性のたんぱく質アレルギー(肉・魚)を持っている場合は、植物性(大豆など)に置き換えて食事を作ります。 手作り食はドッグフードと比べ、水分が多くエネルギー量が低いため、ドッグフードに記載されている給与量の3倍程度の量を与え、1週間〜10日の間で体重の変化を見ながら、量を増減して調整していきます。 同じ犬種でも筋肉や骨格が違う為、ベスト体重が異なります。 肥満や痩せすぎは病気の原因になることがあります。 まずは、ベスト体重を把握することから始めましょう。 基本は、朝・夜2回の食事回数ですが、 1回に食べられる量が少ない場合、朝・昼・夜と3回に分けてあげても構いません。

手作り食を与える際のポイントや注意事項

栄養バランスを考えて作り、食べてはいけない食材を使用しないことです。 人と同じように、同じ食材ばかりを食べていると栄養バランスが偏ってしまいます。 栄養が偏らないためにも、同じ食材を使用した食事は1週間までを目安にしてください。 食材はすべて食べやすい大きさ(口の大きさ)合わせて切って茹でます。 茹でることで繊維が柔らかくなり、消化・吸収を促し、目に見えない細菌を排除します。 茹でた時に出るアクはとっておきましょう。 茹で汁も一緒に使用することで、水分補給になります。 調味料を加える必要はありません。 野菜だけ残してしまう場合は、今回ご紹介しているレシピのようにミートボールやハンバーグなどにすると、 食べ残しが少なくなります。

食材について薬膳の概念から効果・効能を明記

薬膳とは 中国に古くから伝わる中国の伝統医学(中医)の考えを元に、食材や生薬と呼ばれる食材を乾燥させたり、焙じたりした加工品を用いて作る料理のことです。 それぞれの食材には作用や効能があります。 食性は体を冷やしたり、温めたりする役割がある物、どちらにも属さない穏やかな食性を持つ食材が存在します。 これらを組み合わせてその時々の症状や体調に合わせた食事を作ります。 普段から口にしている野菜やお肉にも当てはまります。
  • 玄米:がん予防・老化防止・ビタミンB・E・鉄分・食物繊維などを含む
  • 鶏肉:体力の低下や食欲不振の改善・ビタミンA・B・オレイン酸などを含む
  • かぼちゃ:胃腸・疲労回復・血行促進・ビタミンB・C・E・カルシウムなどを含む
  • しめじ:肌荒れ・高血圧・貧血の改善・ビタミンB・D・カリウムなどを含む
  • レタス:利尿・美肌作用・便秘の改善・ビタミンC・E・食物繊維などを含む
  • トマト:食欲不振・体力回復・ビタミンB・C・リコピンなどを含む

手作り食がなぜ良いのかなど専門家の観点よりコメント

市販のドッグフードは「総合栄養食」と呼ばれ、栄養が総合的に摂取できると言われています。手軽で便利なのですが、<製造工程がよく判らない><使用している食材や添加物の詳細まで記載されているのか>など不安があります。 又、ドッグフードも多種多様化していて、愛犬の為に良いフードを選ぶことも難しい現状です。 手作り食は、自分で食材選びから調理まで行うため安心感があります。 肉や野菜を中心に食材選びを行い、家族の食事と一緒に作ることができます。 時間がある時に作り、冷凍保存も可能です。季節や体調、年齢にあわせて食材を変えて その時々にあわせたベストな食事を作ることができます。 ドッグフードに比べ水分量が多くエネルギー量が低いことも特徴で、 1回の食事量を多めに与えることができます。 食材に含まれる水分は消化を助ける役割を行い、体内の乾燥を防いでくれます。 普段から余り水を飲まない仔でも、食事と一緒に水分補給ができます。 ライフスタイルにあわせ、ドッグフードと手作り食を上手く併用していくことで、 家庭で行える健康管理の選択肢がさらに増えていくと考えられます。

プロフィール

一般社団法人ドッグレシピプランナー協会 代表理事・代表講師 磯谷いつ穂 愛犬の食物アレルギーをきっかけに「食」について学び始めました。 家庭の食事で愛犬の健康管理を行って頂けるように、正しいフード選びの検定「犬ごはん検定★」と手作り食資格「ドッグレシピプランナー★★」を発行しています。 その他、手作りごはん教室やセミナーの開催、雑誌・新聞・テレビ出演などで食の大切さを普及する活動を行なっています。
WEBサイト http://drpfood.com/

一般社団法人ドッグレシピプランナー協会 磯谷いつ穂

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